これまでの、工事の流れをざっと振り返りますと、
旧家屋の解体
↓
遣り方(建物の配置を確認)
↓
土工事(基礎を施工するための下準備等)
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基礎工事
↓
建て方(木造一部鉄骨の躯体立上り)
↓
屋根・外壁の下地
構造躯体が立ち上がると、工事はまず外側をある程度かっちりさせてから内側へと進んでいきます。
雨の侵入を防ぎ、内部での工事を進めるためです。
前回の屋根防水シートもそうですが、現在がちょうど外側を固める工程にあたります。
引き続き今回は外壁開口部についてです。
外壁に面した開口部は、住宅内部での生活上有効な位置や大きさと、外観での雰囲気づくりのための位置や大きさの条件が双方備わっていなくてはならない部分になります。
外観上の統一感とリズムそして、住宅内での安心感と周辺環境とのつながりを確保できるように、慎重に位置を決定していきました。
外壁側の開口部にはいくつかのバリエーションがあり、
・目の前に立つと自分のからだがすっぽりと入るような大きなもの
・床に座ると外が眺められる横長のもの
・椅子に座るとちょうどよい高さの正方形のもの
・縦にかなり大きなもの
・室内を光で満たす連続した高い位置にあるもの
・目の前のきらきらした川を眺められるパノラマのもの
・開けると庭と一体化するとても大きなもの
・見える景色はそれそれ異なるが同時に眺められる大きさの同じ双子もの
・食器を洗いながら遠くを眺められるもの
・上部の景色が少しだけ見える高い位置にある小さなもの
・内庭に面した三面のもの
現場では養生のため住宅にぐるーっとビニールシートがかけられています。
外はまだ見えないのですが、水色の部分が開口部となります。
内庭に面した大きな開口とハイサイド
ビニールシートの向こうの庭に面している大開口。
奥に見えるのはパノラマ開口です。(絶景)
双子の窓。
写真かなりわかりにくいですが、、、
アルミサッシは四角いフレームのまわりにつばがついていて、そこをあらかじめセットしておいた木の枠にビスで留め付けていきます。
こちらは木の枠に溝を彫ってそこにそのままガラスを固定する部分の見上げです。
ただ機能的に使われているものが思いがけない光景を見せてくれることが現場ではよくあります。
高い位置の小さな開口と、横長の開口。
子供部屋の開口。
子供だとちょっと高い位置にあります。
届かなかったものが、だんだん届くようになる。そんな窓です。
ビニールシートや足場が取れたところを早く見たいです。
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