間があいてしまいましたが、現場はどんどん進んでいます。
ここで、一気に建方の模様を振り返ってみたいと思います。
かなり長くなるので、日にちごとに4つに分けています。
気分に合わせてお付き合い下さい。
2009.06.22建方開始の前に、土台の敷込が行われました。
わかりやすくなるように写真を少し加工してはいますが、土台には防腐剤が塗られ、発色のよいオレンジ色となっています。
偶然にもこの建物の特徴(敷地外周部のシンプルな形状と内側の複雑な形状)をよく表しています。
このような下準備を済ませた後。
【2009.06.22 建方開始】
まずは、土台に柱をどんどん刺していきます。
柱は、まとめてクレーンにて中庭へ運ばれます。
使用している柱は、その名も「MIZDAS」含水率15%以下。信用出来そうな名前です。
11人の職人さんがどんどん立てていきます。
柱にはこのようなホゾがついています。
ここからは登り梁の設置に入ります。
記念すべき1本目の登り梁です。
登り梁はクレーンによって運ばれ。
鳶さんがそれを受け取って、位置を調整しながら、トントンとはめていきます。
登り梁の間に桁を流していきます。
仕口に木槌でたたいてはめ込みます。
さくさくと先端の方へ進んでいきます。
すばらしい仕事っぷりです。
足場から下を覗くと、もう場所ができています。
大屋根が覆い被さっているのが架構の段階でもよくわかります。
特に、ハイサイド窓の部分は、屋根が浮いているので軒先のラインがきれいに出ています。
【2009.06.26建方2】
この日は、快晴。
暑い中ご苦労様です。
写真は、鉄骨梁と木の梁の位置を調整している所です。
スパンを飛ばしている所は、強度のある鉄骨梁としています。
1mm単位で調整していきます。
H鋼の断面に木をかませています。
シビアな納まりです。
すべてがぴったりいかないと納まりません。
全体の風景。
あっという間に立ち上がりました。
大屋根架構。
屋根片持ち部分。
お風呂からの眺め。
屋根の軒先から下が抜けます。
鉄骨柱×3。
木の柱と比べるとかなり華奢に見えます。
玄関1上鉄骨梁。
かなりおもしろくなりそうな場所のひとつです。
その玄関を抜けた後の場所。
和室からの眺め。
夕暮れの現場はいつ見ても美しいです。
【2009.06.29上棟】
この日は上棟式でした。
建物の主要な角を酒、米、塩でお清めをし、工事の無事完了を祈願し、その後、
大工さんへの感謝の気持ちを込めて、お施主様よりお弁当が振る舞われました。
敷地西南より全体風景。
アプローチ部分。
東側擁壁より中庭を望む。
駐車場上にて、屋上デッキを載せている部分。
木の梁と柱と束と鉄骨の梁がぶつかる部分。
なかなかの難所でした。
続いて、垂木です。
きれいに並んでいます。
先端もしっかりカットされています。
手前に見えるのが桁に施した垂木欠きの部分。
プレカット加工寸法MAXです。
職人さんが梁に金物隠蔽の加工をしています。
様々な作業が同時進行していきます。
ちょっとゆがんでますが、中庭側のパノラマです。
続いて、野地板(屋根に貼る合板)の施工に入ります。
【2009.07.02建方4】
大屋根に野地板が貼られ、片流れ屋根が出現しました。
大屋根に小さなヴォリュームが食い込んでいるところがよくわかります。
抜けの部分もはっきりしてきました。
表玄関部分。
屋根が折れ曲がっていく部分。
和室から。
リビングダイニングから中庭方向へ。
屋根には養生のブルーシートが掛けられています。
屋根からの眺め。
屋上デッキの屋根架構。
ど迫力です。
きれいな曲線に向かって仕上がっていきます。
長編になりましたが、お付き合いありがとうございました。
工事はまだまだ続きます。